2013年、12月の発表会

大変遅れましたが、あけましておめでとうございます。

年末年始、福田はアメリカ東西海岸の間の移動と演奏活動に明け暮れ、当ウェブサイトで12月の発表会のご報告が遅れてしまいましたが、地元情報誌ニューヨークBizさんに掲載された記事をアップしました。

 

12月8日に無事、7人の生徒さん達が発表会を終えました。この秋新しく6人の生徒が加わり、教室は徐々に活気付いてきました。こちらのブログでおなじみの佐和香ちゃんはグングン成長して鈴木教本の曲をいくつも習得しました。遠くはウェストチェスター、そしてロングアイランドから通っている生徒たち、そして6才の三つ子ちゃんたち。みんな熱心に練習してレッスンに通い続けているのでこの先の成長がとっても楽しみです。

最近新しく教室のメンバーに加わったのは佐和香ちゃんの妹の佑華(ゆか)ちゃん(6才)。佑華ちゃんはずっとお姉ちゃんのレッスンについて来て、バイオリンを習うのが待てないくらい楽しみにしていました。いつも興味深くレッスンを見ていたので基礎的な事は私が説明せずも、最初から全部わかっているところが関心させられます。ご両親の意向で佑華ちゃんのレッスンを始めるのは6才になってから、ということにしていたようで『バイオリンをやりたい!』という気持ちも待っている間に強まっていたようです。これはなかなかうまくやったな!とご両親にもなにげに関心しております。そんな佑華ちゃんの姿を見て、以前読んだ本を思い出しました。

 

鈴木教本の著者、鈴木慎一さんの有名な本があります。

『愛に生きる―才能は生まれつきではない』(講談社現代新書、1966年)

この本の中で鈴木先生は子供の才能は生まれつきではなく、育つ環境に育まれるものだ、という事をおっしゃています。例えば医者の子供が成長して医者になる事が多いのは、その仕事をしている親の背中を見て育っているからだ、という事なのです。音楽家の子供が成長して音楽家になる人が多いのもやはり、日頃から家で親が一生懸命練習して、勉強している姿を見ており、子供は自然とその真似をするようになるのです。

 

個人的には自分の教えた生徒が音楽家になる、ならないは私にとって大事な事ではありません。しかし、生徒達が一つの事を地道に一生懸命やって目標を達成するという事をバイオリンを通して学んでくれるといいな、と思っています。

 

機会があれば皆様も読んでみてください。